Z-Notes

主にZBrush、3dsMax、3d-Coatなどの3DCGアプリに関する覚え書き。

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ZBrush、トランスポーズ、アクションラインの仕様まとめ(その3)

今回はトランスポーズの各モードから連想される基本的な機能である移動、スケール、回転以外のものやバージョンアップにより追加されてきた新機能について解説してみます。


・ワンクリックマスク

「Move」「Scale」「Rotate」の各モードで「Ctrl」キーを押しながらオブジェクトをクリックすると、クリックした位置にあるポリグループ以外をマスクします。

クリックしたポリグループだけがアンマスクされますが、同様の操作でアンマスクするポリグループ領域を追加したりはできません。

新しい別のポリグループだけをアンマスクしたい場合は一旦マスクを解除して、アンマスクしたいポリグループ上で「Ctrl」+クリックをやり直します。

(マスクの解除はキャンバスの何も無いところを「Ctrl」+ドラッグです。また同様に「Ctrl」+クリックでマスクの反転です。)

transpose_basics_b43.png



マスクしたままオブジェクト上で「Ctrl」+クリックするとマスクの境界にブラー(ぼかし)されます。

この時のブラーは「Tool」>「Masking」の「ShrinkMask」で、マスク境界の内側(マスク側)にだけブラーがかかり外側に広がりません。

また「Ctrl」+「Alt」+クリックでマスクの境界がシャープになります(「Tool」>「Masking」の「SharpenMask」と同じ)。


(「Mask By Polygroups」について)

トランスポーズの機能ではないですがこれと同様のマスク効果の出せる機能として「Mask By Polygroups」についてもついでに見てみましょう。

この機能は「Brush」>「Auto Masking」サブパレットにある「Mask By Polygroups」スライダーで設定します。

このマスクは不可視であり、ブラーやシャープさせることはできませんが、スライダー値によってマスク効果の強度を調節できます。

「0」以外に設定するとブラシやアクションラインのドローを開始したポリグループ以外をマスクしたような効果が得られます。

スライダー値が「100」の場合、ドローを開始したポリグループ以外のマスク効果が100%ととなります。

アクションラインのドローはクリックでもドラッグでもOKです。


「Mask By Polygroups」スライダーの移動に対するマスク効果

(下の画像では設定を変えながら全く同じ量の移動を繰り返すために裏ワザのトランスワープ機能を使い、数値による違いを正確に反映させるようにしました。)

transpose_basics_b44.png


マスクについて覚えておくべきことはマスクが頂点に対して行われるという事です。

マスクについては「ZBrushのマスクについての覚え書き」も参照して下さい。



・トランスポーズのトポロジカルマスク

トランスポーズモードでアクションラインを使ったトポロジーをもとにしたマスクを作成する機能です。

キャラクターにポーズをつけたりする時多用される機能なので必ず覚えておきましょう。

これについては「ZBrushのトポロジカル・マスクについての覚書」を参考にして下さい。この記事を書いて以降特に機能の追加や変更はありません。



・トランスポーズのスマートマスク

これは上のトポロジカルマスクと同様にアクションラインを使ってオブジェクトの曲率をもとにマスクをする機能です。

これを行うためには「Transpose Smart」ブラシを選択する必要があります。

このブラシはアクションラインを使ったマスクで「スマートマスク」を作る以外は従来の「Transpose」ブラシと機能は同じです。

スマートマスク機能はサーフェースの曲率(大きく角度が変わるところと考えてもいい)を検出してマスクします。

transpose_basics_b45.png

思ったように正確なマスクをすることが難しく、それほどスマート(知的)な機能ではありません。

アクションラインの長さで検出する曲率のしきい値を決めているので、アクションラインを長くし過ぎると余計なところまでマスクされます。

大きな領域を一度にマスクしようとせず「Shift」+「Ctrl」+ドラッグでマスク範囲を少しずつ追加しながら目的の範囲までマスクするようにするといいでしょう。



・末端ホワイトサークル(アライメント・ダイアル)の機能

<自動センター>

末端ホワイトサークルをクリックするとサブツールの選択範囲(アンマスク領域、部分的な表示ポリゴン)の中心にアクションラインを配置します。

transpose_basics_b46.png


それだけの一見単純な機能のようですが、よく調べてみると色々理解不能なところがあります。

ZBrushには少なくともユーザーがアクセスできるようなオブジェクトのローカル座標というものがなく、この機能もそれをもとにしてセンターに配置するものではありません。

この中心は選択部分(選択サブツール全体、アンマスク領域、部分的な表示ポリゴン)を囲むバウンディングボックスの中心です。

この時使われるバウンディングボックスは選択部分のジオメトリーやトポロジーの状態によって作られるようですがその規則性を見極めるまでには至りませんでした。

少なくとも下の例のように末端ホワイトサークルをクリックしてアクションラインが中心に配置された時のアクションラインの向きとなんらかの関係はあるようです。

transpose_basics_b47.png

中心に配置した時のアクションラインの向きが場合によってどのワールド座標軸とも平行にならない場合がありますが、アクションラインをオブジェクトの特定の方向に向けたい場合もあるでしょう。

この場合、軸セレクターを使うとオブジェクトがワールド座標軸と平行に作られている場合は比較的楽にアクションラインをそれに合わせることができます。

軸セレクターは末端ホワイトサークルをクリックする前のアクションラインの軸セレクターの向きを継承して中心に配置されます。

最初にアクションラインを引く時にサーフェースや頂点にスナップさせないようにすれば軸セレクターはワールド座標軸と一致した向きになります。

transpose_basics_b48b.png


問題なのはオブジェクトが回転した場合です。

この場合、軸セレクターがワールド軸に平行であっても、必要なオブジェクトの中心軸にアクションラインを向けることができません。

このような場合は「ZBrush、トランスポーズの軸セレクターの座標について」で述べたように、軸セレクターの法則を使うことで、たとえ回転した後でもアクションラインをオブジェクトの希望する向きにそって配置することが可能になります。

この法則を利用して次のような手順を試して下さい。

transpose_basics_b49.png

どんな場合も可能というわけではありませんが、可能な場合は上のような方法も覚えておくといいでしょう。

少なくともひとつの軸セレクター(緑のY軸)は望む方向に向けることが可能です(全ての軸を揃えるのは今のところできない)。

基本的にこの自動センターの機能はZModelerで作った幾何学的に単純でシンメトリーなローポリゴンオブジェクトで使うように設計されていて、そのような場合に使うのが最も効果的です。

もっと適用範囲を広げて柔軟性を持たせるためには、アクションラインの機能をさらに強化する必要があるでしょう。

今の段階ではまだまだ機能不足です。

ローカル座標を使えるようにすればいいのにね。



<カメラのZ軸回転>

アクションラインの末端ホワイトサークルを「Ctrl」+クリックすると、スクリーン座標のもっとも近い水平軸にスナップするようにカメラを回転させます。

これはカメラを回転させているだけでオブジェクトを回転させているわけではありません。

回転の中心はアクションラインの始点で、回転軸はスクリーン平面に垂直な軸(スクリーンZ軸)です。

どうしても以前のショートカットと混同して「Ctrl」を押さずにクリックしてしまいますw。

アクションラインを移動したり編集したりしてしまうとアンドゥできないのが困りますが、「Store Transpose」というプラグインを使うとアクションラインの3D空間での位置を保存できるようになります。

transpose_basics_b53.png

インストールすると「Zplugin」メニューではなく「Transform」メニューの一番下に表示されるので注意。



transpose_basics_b50.png


また「Ctrl」+ドラッグすると自由な角度に回転できます。

この時「Shift」を押しながら行うと「22.5度」で回転をスナップすることができます。

transpose_basics_b51.png



<カメラのZ軸角度を保存>

アクションラインの末端ホワイトサークルを「Ctrl+Shift」+クリックするとその時点のアクションラインのスクリーン平面に対する角度を保存します。

末端ホワイトサークルを「Ctrl」+クリックすると保存した角度を呼び出す事ができます。

保存した角度をリセットするための機能は特にないようなので、平行な位置に合わせるように戻すには平行な角度を再度保存する必要があります。

transpose_basics_b52.png

これらはあくまでもスクリーン平面に対する角度です。

このアクションラインに合わせてカメラを回転させる機能をどのように使うかというと、例えばマスクや直線のストロークを正確に角度を付けてドローする場合などです。

transpose_basics_b54.png


・トランスポーズを使ったオブジェクトのコピー


<「Move」モードで移動コピー>

「Move」モードで「Ctrl」を押しながら中央インナー・サークルをドラッグすると選択したサブツールのオブジェクトを移動しながらコピーできます。

オブジェクトをコピーするとコピーしてできた新しいオブジェクト以外がマスクされます。

transpose_basics_b55.png


複数のオブジェクトで構成されるサブツールで特定の独立したオブジェクトだけをコピーする場合はそれ以外のオブジェクト全体をマスクします(非表示にするとコピー出来ない)。

サブツール内のオブジェクトの一部がマスクされていたり非表示になっているとコピーできません。

transpose_basics_b56.png



また複数のサブディビジョン・レベルを持ったオブジェクトはコピーできません。

このような場合、マニュアルには「Freeze Subdivison Levels」を使うように書いていますが、「Freeze Subdivision Levels」をオフにした時メッシュがスムーズされてしまいもとの形状を復元できません。

(こんなダメダメな仕様だったかな?)

transpose_basics_b57.png


複数のサブディビジョン・レベルを持ったオブジェクトをコピーしたい場合は、まず最初に最も高いサブディビジョン・レベルに移動した後「Del Lower」してからコピー操作を行います。

コピーが終わった後「Reconstruct Sudiv」をもとのサブディビジョン・レベルと同じになるまでクリックして実行します。

複数回コピーした場合でも最後にこの操作を一回だけ行えばマスクされているコピーオブジェクトも含めて全てでもとの形状を復元することができます。

transpose_basics_b58.png


<「Scale」モードで拡大コピー>

マニュアルには「Move」モードの移動コピー機能しか説明がありませんが、実は「Scale」モードで拡大コピーもできます。

「Scale」モードで「Ctrl」を押しながら終点インナー・サークルをドラッグするとアクションラインの始点を原点にして拡大しながらコピーされます。

(拡大の原点は始点の3D空間での位置が考慮されます。スクリーン平面をもとにした拡大ではありません。)

最後にコピーされたオブジェクト以外はマスクされますが、バグなのかディフォルトでこのマスクは非表示になっています。

「Tool」>「Masking」の「ViewMask」をオンにするとこのマスクが表示されます。

transpose_basics_b59.png


「Rotate」モードでもコピーできたような気がしたんだが・・・?。

いつもマニュアル読んでて思うんだがZBrushあんまり良く知らん人が書いてるんじゃないかと思う。

ひょっとして開発した人も細かいこと忘れちゃってるのかもしれんけどねw。



>思ったより手間取ったので今回はこのへんで、まだまだトランスポーズの機能はあるよ。

ツイッターに書いた裏ワザ的なものもいい加減にまとめておかないとダメですね。

そうそう、ツイッターですがフォローやリツイートなどご自由にどうぞ。ただリフォローはしばらくはできないかもしれません。

そういうのがダメは人はフォローを解除してくれてもOKです。

フォローしてくださった方のツイートはたまに覗きに行ったりしますし、質問に勝手に答えたりすることもあります。

そんなに詳しくないので質問されても答えられないかもしれませんが、気になったコトがあればお手柔らか目にお願いしますw。

@CPU_jp

ではまた次回。



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