Z-Notes

主にZBrush、3dsMax、3d-Coatなどの3DCGアプリに関する覚え書き。

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ZBrush、トランスポーズ、アクションラインの仕様まとめ(その2)

続きです。

トランスポーズの機能と操作

各モードの基本機能

ここでは従来からある各トランスポーズモードの最も基本的な機能と操作について説明します。


・「Move」モードの基本機能

<移動>

中央インナーサークルをドラッグしてオブジェクトまたは表示ポリゴン、マスクされていない領域を移動します。

この時の移動はスクリーン平面に対して平行に行われます。

「Shift」を押しながらドラッグするとアクション軸にそって移動を制限します。

この場合は3D空間でアクション軸にそって移動が制限されるのでカメラの向きに影響されません。

transpose_basics_b26.png




<せん断、1軸スケール>

これをせん断(シアー)変形と呼べるのかどうかわかりませんが、終点インナーサークルをドラッグするとスクリーン平面に対して平行に自由な方向で1軸スケールを行います。

スクリーン平面に平行な向きなのでカメラを移動すると3D空間内で変形の向きが変わります。

スクリーンから見て始点の位置でアクション軸とスクリーンに直角に交わる平面が変形の基準面になります。


「Shift」+ドラッグでは3D空間でアクション軸にそって1軸スケールを行います。

この場合、カメラの向きに関係なくアクション軸の向きに1軸スケールします。

始点方向へのドラッグが縮小で、その反対方向へのドラッグが拡大です。

3D空間で始点の位置にアクション軸と直角に交わる平面が変形の基準面です。

どちらも始点を超えドラッグ操作を行うと縮小が拡大に変わり、形状がミラー反転すると同時にメッシュが反転(Flip)します。

「Move(移動)」モードでスケールが行われる事に最初はちょっと戸惑います。

transpose_basics_b27.png


1軸スケールを使った応用例(シェープの反転)

形状がミラー反転、フリップする1軸スケールを応用すると下のような事が可能です。

transpose_basics_b28b.png


変形する形状が見えにくい場合は「Tool」>「Diaplay Properties」で「Flip」するかカメラを回転させます。

Shift+ドラッグの操作はカメラの向きの影響を受けません。

ダイナメッシュのような不規則なエッジループでやる場合は「Slice Curve」ブラシなどで真っ直ぐなエッジループを追加するといいかも。



・「Scale」モードの基本機能

<3軸均等スケール>

終点インナーサークルをドラッグすると3軸に均等スケールします。

スケールの原点はアクションラインの始点です。

transpose_basics_b29.png

↑ちょっと画像に情報詰め込み過ぎたかな、ここまで分析する必要ある?


<2軸(平面)スケール>

中央インナーサークルをドラッグすると2軸(面)スケールを行います。

3D空間内のアクション軸と直交する平面と平行な方向へ2軸スケールを行います。スケールの原点はアクションラインの始点です。



transpose_basics_b30.png


どちらも縮小する場合は、始点を超えてドラッグすると拡大に変わります。

縮小が拡大に切り替わる境界は始点を通るスクリーンに垂直な直線です。

これらのスケールの基本機能の操作で「Shift」キーは影響を与えません。



・「Rotate」モードの基本機能

<スクリーン座標のZ軸を中心に回転>

スクリーンに平行にアクションラインをドローした場合は単純でアクションラインの終点をドラッグするとスクリーンのZ軸を中心に回転します。

transpose_basics_b31.png

(始点のインナー・サークルをクリック&ドラッグすると始点と終点が反転すると同時に新しい始点を中心にスクリーンと平行に回転します。)


スクリーンと平行なアクションラインでない場合は少し複雑で、3D空間でアクションラインの始点を中心に回転します。

(ドラッグ操作はスクリーン平面が基準となるため回転の角度に制限があります。)

この場合回、アクションラインをオブジェクトから突き出た回転レバーのようなものと仮定すると、どのように回転するか少しは理解しやすくなるでしょう。

回転操作のあとアクションラインは3D空間で元の位置にリセットされるため、どのような回転が行われたのかわかりにくいので、わかりやすくするためにインサートメッシュの円柱とアクションラインを重ねあわせてみました。

transpose_basics_b32.png


このように見た目複雑な回転結果になるため結果の予測や回転の制御が難しくなります。

この操作ではアクションラインをスクリーンに平行にドローするようにした方が無難でしょう。

「Shift」を押しながらドラッグするとアクションラインはスクリーン平面で22.5度の角度でスナップします。

(スナップ角度は「Preferences」>「Transpose」>「Rotation Steps」で変更可能。)



<アクション軸を中心に回転>

中央インナーサークルからドラッグするとアクションラインを軸に回転します。

「Shift」キーを押しながらドラッグしてもスナップしません。

transpose_basics_b33.png

どの場合もドラッグの方向で回転方向が変わります。




アクションラインを使わない操作(ダイレクトオペレーション)(正式な名称は知りません。)

<移動>

Move」モードの時、「Alt」」キーを押しながらオブジェクトをクリック&ドラッグするとその場で移動操作が行えます。

スクリーン平面と平行に移動します。

transpose_basics_b34.png


追記><スクリーンZ軸へ平行に移動>

「Move」モードの時、「Alt」キーを押しながらオブジェクトのサーフェースをクリックし「Alt」キーだけを離してドラッグすると、スクリーンのZ軸に平行移動します。

通常のナビゲーション操作でズームするのと同じ操作方法ですが、キャンバスの何も無いところではなくオブジェクトのサーフェース上で行います。

平行投影ではわかりにくいのでパースをオンにして実行したのが下です。

transpose_basics_b42b.png


一見ズームしているように見えますがスクリーンに向かって近付いたり遠ざかったりします。

ここではわかりやすくするためパースをオンにしましたが、移動方向がワールド座標とずれるため通常は平行投影で行うほうがいいでしょう。

平行投影で行うと見た目ほとんど変化がわかりません。あまり実用性のある機能ではないでしょう。




<均等スケール>

Scale」モードの時、「Alt」キーを押しながらオブジェクトをクリック&ドラッグするとその場で拡大縮小を行います。

上方向のドラッグが縮小で、下方向のドラッグが拡大になります。

スケールの原点はワールド座標軸の原点になります。

transpose_basics_b35.png



Rotate」モードにはこの操作がありません。

オブジェクト以外のところを「Alt」+ドラッグするとカメラ操作になります。

選択したサブツール以外のメッシュから「Alt」+ドラッグが可能ですが操作の対象となるのは選択したサブツールのメッシュです。


ハイド(非表示)にしたポリゴンはこの操作の影響を受けません。

この操作ではマスクは意味がありません(マスクが機能しない)。




クイックオペレーション(正式な名称は知りませんw。)


アクションラインをドロー中に「Ctrl」キーをタップ(または押し続ける)するとアクションラインのドローからトランスポーズの操作に素早く切り替えることができます。

<移動>

Move」モードでアクションラインをドロー中に「Ctrl」キーをタップするとその場で移動操作が行われます。

移動はスクリーン平面と平行ですが、ドラッグ中に「Shift」を押し続けると3D空間でアクションラインと平行に移動します。

transpose_basics_b36.png



<均等スケール>

Scale」モードでアクションラインをドロー中に「Ctrl」キーをタップするとその場で3軸均等スケールの操作が行われます。

スケールの原点はドローしたアクションラインの始点があった位置です。

transpose_basics_b37.png



<スクリーンZ軸で回転>

Rotate」モードでアクションラインをドロー中に「Ctrl」キーをタップするとスクリーン座標のZ軸を中心に回転します。

(スクリーン平面に平行にアクションラインをドローした場合です。前述の「Rotate」モードの基本操作参照。)

回転の中心はドローしたアクションラインの始点があった位置です。

ドラッグを上か下にドラッグするかで回転方向が変わります。

タップした後、ドラッグ中に「Shift」を押し続けると「22.5度」で回転をスナップします。

transpose_basics_b38.png




これらの機能はアクションラインのドローからマウスをリリースせず素早く操作を切り替えるためのものです。

タップ後の操作中はアクションラインは表示されていませんが「Ctrl」キーをタップした時点までに作成したアクションラインが存在し、その影響を受けます。

移動、均等スケール、スクリーンZ軸回転だけと使える機能が限られています。

マスクおよびハイド(非表示)したポリゴンへは通常の操作と同じで、この操作の影響を与えません。



アクションラインの長さの影響

例えば「Move」モードや「Scale」モードで拡大縮小する時など一部の機能でアクションラインの長さが操作に影響を与える場合があります。

スケールの操作はアクションラインの長さに対するドラッグ量で強度を調整するためアクションラインが長くなるに従ってドラッグ量に対する効果が小さくなります。

なので素早く拡大したい場合はアクションラインを短くし、より精密にコントロールしたい場合は長くするといいでしょう。

transpose_basics_b22.png


ただし縮小する場合はアクションラインの始点がドラッグ操作の限界なので短くしても素早く縮小する効果はあまり無いでしょう。

transpose_basics_b23.png


このような時に縮小量を大きくしたい場合は「1」キーで操作をリピートするのもひとつの方法でしょう。

(これは最後に行ったドラッグ操作を繰り返す操作なのでアクションラインをドラッグしたあとにカメラ操作などを行うと思ったように機能しません。)

「Rotate」モードで中央インナーサークルをドラッグする操作にはドラッグ方向による制限が無いのでアクションラインを短くするとどちらの方向にも素早く回転できます。

まあ、普通は一回転以上させる必要はないのであまり意味無いですが、スパイラルに変形させる場合などでは有効になるかもしれません。

全ての操作でこのアクションラインの長さの法則が適用されるわけではありません。


>トランスポーズの基本的な機能は一応これで全て説明できたかな?。

普段適当に使っている機能だけどよく調べてみると結構知らない事が出てきて思ったより時間がかかった。

次回以降はこれ以外の特殊な機能について書いていこうと思います。




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