Z-Notes

主にZBrush、3dsMax、3d-Coatなどの3DCGアプリに関する覚え書き。

DynaMesh Masterプラグイン

なんか評判が良さそうなので調べてみた。

率直に言ってやってることはごく単純な事を自動化しているに過ぎない。

無限に解像度が上がる万能プラグイン的な評価がされているようだが、なにか特別すごい処理を行っているわけではない。

手動でも同様のことができるでしょうがこれを使ったほうが確かに効率はいいでしょう。


参照先のリンクはこちら


Joseph Drust と Nick Millar によるDynaMesh Masterプラグイン(翻訳+加筆)


「DynaMesh Master(ダイナメッシュ・マスター)」はユーザーが設定したいポリゴン数でダイナメッシュされたメッシュを作成する事ができるようにするプラグインです。


このプラグインは非公式です。



主な機能

・ダイナメッシュする前にレイヤーを自動的にベイクしたりマスクをクリアしたりできます。

・希望のポリゴン数に達するようにメッシュを正しいサイズに自動的にスケールします*。

・サブツールを拡大または縮小するオプションでワークフローの適用範囲を広げます。


* ダイナメッシュの解像度はサブツールのバウンディングボックスをもとにしています。

大きなバウンディングボックスに小さなオブジェクトが作られている場合、望む解像度に達しない可能性があります。



使い方

ポリゴン数でダイナメッシュの解像度を設定します。

・必要なポリゴン数を設定して「DynaMesh」ボタンをクリックします。

・自動スケール機能は希望するポリゴン数に達するようにメッシュを必要なサイズに拡大させます。

(希望するポリゴン数にするために2048以上のダイナメッシュ解像度が要求される場合。訳注>現在の解像度の上限は4096です。)




各機能の解説

dynameshmaster_01.png



DynaMesh」ボタン:選択したサブツールでダイナメッシュを実行または更新します。


Group」、「Polish」、「Blur」、「Project」:

これらは「Tool」>「Geometry」>「DynaMesh」UIグループにある同じ名前の機能と同じ働きをします。

「Blur」スライダーの横にある小さなスイッチは多分オリジナルのスライダーにある円形のスイッチの代用でしょう。



Keep Actoive」:

これをオンにしているとこのプラグインでダイナメッシュを実行した後「Tool」>「Geometry」>「DynaMesh」の「DynaMesh」スイッチがオンになります。

元々オンまたはオフになっていたかに関係なくオンにされます。

この機能はインサートメッシュブラシでメッシュを挿入する時に「Alt」キーを押してメッシュを引き算する時に必要だということらしいです。


Polycount(Millions)」スライダー:

ダイナメッシュを実行・更新した時に作られるメッシュの目標ポリゴン数を設定します。単位は100万ポリゴンです。

あくまでも目標値であり正確にそのポリゴン数になるという訳ではありません。

またダイナメッシュには絶対解像度がありそれに達したメッシュのポリゴン数はそれ以上大きくできません。


Bake Layers」:

ダイナメッシュの実行前にレイヤーを自動的にベイクします。

「Tool」>「Layers」>「Bake All」と同じ操作が行われます。



Auto Delete SDivs」:

マルチサブディビジョン・レベルを持ったメッシュの場合、ダイナメッシュ実行前に現在選択されているサブディビジョン・レベル以外を削除します。


Use Auto Scaler」:

現在のメッシュの大きさでは目標ポリゴン数に達する解像度が得られないと判断された場合にダイナメッシュ実行前に自動的に最適なスケールまで拡大されます。

またダイナメッシュ実行後はスケールが元に戻されます。


(注>ダイナメッシュには絶対解像度があるので、このプラグインでどれだけスケールアップしてもそれ以上に解像度を設定できるわけではありません。

あくまでも絶対解像度をもったバウンディングボックスとダイナメッシュオブジェクトとの相対的なスケールを変えることで利用可能な最大限の解像度を得るというだけです。

そのためこのメッシュの大きさが絶対解像度のバウンディングボックスに達してしまうとそれ以上解像度(ポリゴン数)を上げることはできません。


ダイナメッシュのポリゴン数はメッシュの複雑さ(つまり表面積)で決まるので同じ解像度のダイナメッシュでもポリゴン数はメッシュの形状によって変わります。

なのでいくらこのプラグインで大きなポリゴン数を設定したり極端に大きくスケールしても絶対解像度の制約によりメッシュの形状によっては目的のポリゴン数に達しない場合があります。


どうしても解像度を上げたい場合はメッシュを複数のサブツールに分割する以外根本的な解決方法はないでしょう。


また一旦拡大してダイナメッシュしたものは縮小しただけでは解像度は下がりませんが、プラグインを使用せずダイナメッシュを更新してしまうと解像度が下がってしまう場合があります。

*絶対解像度と言う言葉や概念が公式のマニュアルに書かれているわけではありません。


DynaMesh Visible」:

表示サブツール(目のアイコンがオンになっている)でダイナメッシュを実行します。


DM All」:

サブツールの表示・非表示に関係なくすべてのサブツールでダイナメッシュを実行します。


Scale Up」または「Scale Down」:

下にあるスライダーの設定によって選択したサブツールのメッシュを拡大・縮小します。

単純にスケールするだけでダイナメッシュの処理は行われません。



Scale(Size x 100)」スライダー:

上の「Scale Up」「Scale Down」を押した時「Tool」>「Deformation」の「Size」を「100」または「-100」した操作を何回行うかを設定します。

数値「1」ごとに2倍または1/2にスケールされます。

つまり「10」にすると「1024」倍または「1/1024」倍でスケールされることになります。

上で述べたように絶対解像度の制約により極端に大きくスケールしてもこれを超えるポリゴン数が得られる訳ではありません。

大きくしすぎてもエラーが出るだけです。


Clear Mask」:

メッシュにマスクがある場合「Scale Up」「Scale Down」でスケールする前に自動的にマスクをクリアします。

下にある表示ポリゴン、全てのポリゴンのスケール機能でも適用されます。


Bake Layers」:

上の図には「手動でレイヤーをベイク」となっていますが間違いですw。

3Dレイヤーがある場合「Scale Up」「Scale Down」実行前に自動的に全てのレイヤーをベイクします。

下にある表示ポリゴン、全てのポリゴンのスケール機能でも適用されます。


Scale Up Visible」、「Scale Down Visible

「Ccale Up」「Scale Down」の操作を表示されている(目のアイコンがオン)サブツールで行います。



SU All」、「SD All

「Ccale Up」「Scale Down」の操作を表示・非表示に関係なく全てのサブツールで実行します。



ダウンロードとインストール

今の時点で最新バージョンは「V1.4」です。ここからダウンロードして下さい。


プラグインには32ビット版と64ビット版があります。32ビット版ZBrushでは32ビット版プラグインが使用され、64ビット版も同様に64ビット版ZBrushで使用されます。


インストールはそれぞれZBrushのインストールフォルダーにある下のフォルダーに解凍したファイル(.zsc)をコピーするだけです。

(プラグインのバージョンアップはファイルを上書きするだけでOKだと思います。)


32ビット版:「Pixologic」>「ZBrush 4R7」>「ZStartup」>「ZPlugs」

64ビット版:「Pixologic」>「ZBrush 4R7」>「ZStartup」>「ZPlugs64」





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