Z-Notes

主にZBrush、3dsMax、3d-Coatなどの3DCGアプリに関する覚え書き。

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ZBrush 4R7の新機能(その2)

続きです。


アクションのリプレイ

ポリゴンの各エレメント(頂点、エッジ、ポリゴン)で行ったZModelerのアクションを他の場所でクリック一回で簡単にリピートすることができます。

これを行うには単純にたの部分でクリックすればいいだけです。

直前に行ったのと全く同じアクションを同じ強度、パラメータで再度実行します。

リピートが適用される対象は「Targtes」によって変わります。


実演例>


1. 簡単な平面オブジェクトで一つのポリゴンに「Extruede」を使い押し出しで柱形状を作ります。

(「Polygon Actions」>「Extrude」、「Targets」>「A Single Poly」)


2. 別のポリゴンをクリックして柱を追加します。これらは全て同じ高さになります。


3. 「Delete」アクションを選択して全ての柱の天面ポリゴンを削除します。

(「Polygon Actions」>「Delete」、「Taregets」>「A Single Poly」)


4. カーソルでエッジを選択して「Targets」が「Two Holes」の「Bridge」ブリッジアクションを選択します。

ポリゴンを削除したところにできた一つ目の穴のエッジをクリック、2つ目の穴のエッジをクリック&ドラッグします。

(エッジ・セレクター・ウィジェットの表示を気にする必要はありません。)

(左右にドラッグするとブリッジの高さが変わり、上下にドラッグするとブリッジの分割数が変わります。)


5. 他の2つの穴を順番にクリックしていくと同じ高さのブリッジが作成されます。

(となるはずだったけど、柱の間隔が変わるとブリッジの高さが変わってしまいますw。柱をおなじ間隔にすると同じ高さのブリッジになります。)


6. ポリゴンの「Extrude」を選択してもう一度違うポリゴンでクリックすると、前と同じ高さの柱ができます。

このように他のアクションを間に挟んで実行しても、以前と同じ設定でアクションをリピートすることができます。

違う設定でアクションを実行してしまうともうそれ以前と同じ設定ではリピートできません。

4R7-27b.png



ZModelerでマスクを使う

従来通り、操作を行いたくない特定部分を保護するためにマスクを使います。

ちょっと実験してみたところマスク強度によるZModelerアクションの強度への影響のようなものはなさそうで、アクションが実行できるかできないかの2つだけです。

マスク強度のしきい値はまだよくわかりません。

「Ctrl」を使ったマスクの調整(ブラー、シャープ、反転)や「Tool」>「Masking」サブパレットにある機能は全て使えるということです。

各エレメントのアクションメニューにはクリックしたところを除いてマスクする「Transpose」があります。

これを実行すると自動的にトランスポーズモードになり、アクションラインを使って変形を行うことができます。

マスクする範囲は「Targets」メニューで設定します。

また「Mask」というそのものズバリのアクションもあり、これはクリックしたところをマスクしますがトランスポーズモードにはなりません。

これもマスクする範囲、対象は「Targets」で設定します。


「POINT ACTION(頂点のアクション)」(なんでこのアクションだけ単数形?)

頂点のアクションメニューにアクセスするにはモデルのポリゴン頂点にカーソルを置いて右クリックまたは「Space」キーです。

アクションを実行する時はその方向を示す、エッジ・セレクター・ウィジェットに注意が必要な場合もあります(全てではない)。


「Bridge(ブリッジ)」

「Bridge」はクリックした2つの頂点をエッジでつなぐアクションです。

エッジでつなぐことができるのは選択した頂点を持つポリゴンに属する頂点です。


「Targets」>「Ring」は選択した頂点を共有する全てのポリゴンで頂点を接続します。

4R7-28.png


「Targets」>「Two Points」は同じポリゴンに属する2つの頂点を連続してクリックすることでそれらを接続します。

最初の頂点でカーソル位置に「Bridge Two Points: Click 1st point」と表示され、2つ目の頂点で「Bridge Two Points: Click 2nd point」と表示されます。

4R7-29.png


どちらもエッジ・セレクター・ウィジェットの表示には関係ありません。

エッジがあるところにエッジを作っても意味がないので結果的に対角線同士をつなぐことになりますね。

また三角ポリゴンには接続する頂点が無いので使えません。

4R7-30.png


「Modifiers」(「Ring」ターゲットのみ)

Crease Ring」、「Do Not Crease」はこのアクションでクリースを作るかどうかの選択を行います。

Regroup Ring」、「Do Not Regroup」はこのアクションで新しいポリグループを作るかどうかを選択します。

「Regroup Ring」を選択するとこのアクションが実行されるたび同じポリグループが新たに作られます。

違うポリグループを作りたい場合は「Alt」キーを使います(前述参照)。

こういうごく簡単な機能でさえ以前のZBrushには無かったんですねw。

あーそうだ、ZSphereでリトポすればできるね。かなり面倒だけど。

余談ですが、頂点同士を結ぶことは無理だけど簡単にエッジを追加する機能はZBrushにはすでに搭載されていました。

普通そういう用途に使うという発想が無かったみたいですが、それは「Slice(スライス)」系ブラシです。

ZBCのここ参照

ZBrushはn-gonが使えないので勝手にエッジが追加されてしまいますが、これはほとんど他のポリゴンモデラーで使われる「Cut」機能に近いです。

3dsMaxの「Cut」機能

4R7-31.png


ZModelerにはこの「Cut」と同等のものがないのでスライス・ブラシを使ったこれらのテクニックは有用なものとなるでしょう。

どのストロークでも使えます。

4R7-32.png


またマスクをするとその部分はカットだけが行われてポリグループは作られません。

既存のポリグループを残しておきたいような場合に使うといいでしょう。

このことからわかるようにマスクではスライスブラシからポリゴンがカットされるのを防ぐことができないのでハイド機能(ポリゴンの選択表示・非表示)を使います。


「Crease(クリース)」

選択した頂点を共有する全てのエッジにクリースを適用します。

ターゲットも「Point」だけでモディファイアも何も無いし方向性もありません。

「Alt」キーを押しながら頂点をクリックすると適用したクリースを削除します。

4R7-33.png


「Delete(デリート)」

選択した頂点を共有するポリゴン全てを削除してそこに三角ポリゴンを作ります。

結果的に削除されたポリゴンの半分を外側に残して穴を開けます。

三角ポリゴンの頂点が選択された場合はそのポリゴンの全てが削除されます。

4R7-34.png


「Do Nothing(ドゥ・ナッシング)」

何もしないアクションです。

これがオンになっている時、頂点をクリックすると頂点のアクションの代わりにポリゴンのアクションが実行されます。


「Extrude(エクストルード)」

選択した頂点をエッジ・セレクター・ウィジェットで指示したポリゴンとで頂点の押し出しを行います。

押し出しの結果ピラミッド形状を作ります。

ドラッグ方向によってオブジェクトの外側または内側に押し出しが行われます。

このアクションでは2つのポリグループが作られ、特に変更を指示しない限り同じアクションを繰り返すごとに同じポリグループが作られます。

「Shift」キーを押しながらドラッグすると頂点の法線にそって押し出します。

4R7-35.png

押し出し操作中に「Ctrl」キーを押すと頂点の移動操作に変更されます。

押し出し操作中に「Alt」キーをタップすると作成されるポリグループの色が変わります。


「Make Curve(メイク・カーブ)」

クリックした頂点を結ぶカーブが作成されます。

「Space」キーを押すまでカーブは連続して作られます。

作成されたカーブ上(頂点以外)でクリックすると作成されたカーブを全て削除します。

作成されたカーブはカーブ系ブラシやZModelerの「Curve」アクションで使うことができます。

4R7-36b.png

ブラシを適用するとカーブが曲線になてしまうんだが、こんなもん?


「Mask(マスク)」

クリックした頂点にマスクを適用します。

複数の頂点にマスクを適用することもできます。

従来のマスクと同じように「Ctrl」キーによる変更(ブラー、シャープ、反転、クリア)や「Masking」サブパレットの機能による変更が可能です。

4R7-37.png


「Move(ムーブ)」

頂点をキャンバスに平行に自由に動かすことができるようにします。

キャンバスに並行に頂点を移動させる場合はカメラの向きが重要になります。

「Draw Size」によって移動できる頂点の範囲を変更できます。

ドラッグ中に「Shift」を押すと最も近いX、Y、Z軸の作業平面に(つまりフロアグリッド面に平行にという意味)移動を制限します。
(当然ですがドラッグする前に「Shift」を押すとスムーズブラシが働きます。)

「Move」アクションの「Targets」

By Brush Radius」:移動できる頂点はブラシ半径で決まります。ほとんど従来の「Move」ブラシと同じような効果です。

Infinite Depth」:「By Brush Radius」と似ていますがキャンバスの深度に対して無限遠まで影響を及ぼします。

キャンバスに対する深度なのでカメラの向きが重要となります。オブジェクトのシルエットを変更するのに効果的でしょう。

追記>「By Brush Radius」の影響範囲はドローサイズを半径とする球形、「Infinite Depth」はドローサイズを半径とする無限の長さを持った円筒形と考えるとわかりやすいかも。

Infinite X」「Infinite Y」「Infinite Z」:ワールド座標の各軸に対して無限遠に影響を及ぼします。

Infinite XYZ」:全てのワールド座標軸に対して無限遠まで効果を及ぼします。

最後の2つは座標軸にそって平行にアクションの効果を与えます。

効果の範囲や移動が設定によってキャンバスが基準になったりワールド座標が基準になったりするので注意が必要ですね。

4R7-38.png


頂点アクションの途中までですが疲れたのでまた次回w>

なんかこの調子でやるとちょっと大変だなぁw。


コメント

こんにちは
ご無沙汰しております。
Zmodelerの詳細記事ありがとうございます。
大変参考になりました。

最初文字だけのUIに引きましたがしばらく
使ってみたら「もしかして使いやすい?」
ような気がしてきましたwww

  • 2015/02/07(土) 13:21:26 |
  • URL |
  • 寺田 #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

いつもコメントありがとうございます。

まだどんなことができるかマニュアルを読んで探っているところなのでモデリングに使っていません。

メニューからいちいちアクションを切り替えるのがちょっと煩わしいような気もしますが、

ZBrushにしては珍しくインタラクティブなUIなのは評価したいですね。

  • 2015/02/07(土) 19:10:57 |
  • URL |
  • CPU #-
  • [ 編集 ]

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