Z-Notes

主にZBrush、3dsMax、3d-Coatなどの3DCGアプリに関する覚え書き。

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ZBrush、クリップ系ブラシを完全攻略

ZBrushのマニュアルってどういう訳か機能の動作についての説明が曖昧で中途半端なのが多くてマニュアル読んだだけでは正しく理解出来ない事があります。

マニュアル書いてる人が文系の人で技術的なことがよくわからないか、理系過ぎて文章の書き方がうまくないのかもしれません。

なので使うほうも半分くらいの理解で使っているという感じなのではないでしょうか。

ただクリップ系ブラシの動作はなかなか文章で説明するが難しいのは確かです。

「ClipCurve」ブラシについては以前解説したので今回は「ClipRect」「ClipCircle(Center)」とディフォルトのブラシとしては無いけどストロークの選択で使える「ClipLasso」について考えてみます。

これらはオフィシャルの定義ではなくあくまでも実験による個人的な推測に過ぎません、なので間違っているかもしれないのであしからず。


基本的にクリップ系ブラシの効果はビュー(カメラの向き、パース)に影響されます。


clip-def-01a.jpg

「ClipCircle」は円の中心がオブジェクトの内側にあるか外側にあるかで効果が違うと言う程度の説明しかマニュアルにありません。

もう少し詳しく定義すると、このブラシは通常は円形の外側にある全ての頂点を選択範囲の中心に向かって選択範囲の輪郭にそって押し付けます。

clip-def-01.jpg


また選択範囲の中心がオブジェクトの外にあると切り取られた結果、赤い部分がバリとして残ることがあります。

バリを回避するにはこの赤い部分をあらかじめ削るか切り取るかすればいいのがわかるでしょう(バリを後で取るより出ないようにするほうが結果が良い場合が多いと思います)。

clip-def-02.jpg



「Alt」を押して使う場合は選択範囲の内側にあるすべての頂点を選択範囲の中心から外側に向かって選択範囲の輪郭にそって押し付けます。

clip-def-03.jpg


これだけです、実に単純明快ですね。(「ClipCircleCenter」は選択範囲を中心からドラッグして描画するという違いだけです。)


曲面やサーフェースがビュー平面に対して斜めになっている場合、下のように一見複雑な結果になりますがこれも上記の原則がわかれば容易に理解できるでしょう。

平面の中心はクリックした地点の元々のサーフェースとビュー平面に対して同じ深度にあり、削られて出来たこの平面はビュー平面と平行となります。

clip-def-04.jpg



clip-def-05b.jpg

次は「ClipRect」、これはハッキリ言って正確な動作の仕方がわからないんだけど、エッジ部分(選択矩形の頂点)で特に集中的に頂点が押し付けられているところを見ると下のような感じではないかと考えられる。

clip-def-05.jpg


赤い矢印で示すような中心へ向かって押し付けているわけではないのでこのような場合にバリは出ない。

clip-def-06.jpg



しかしこのような状態で切り取るとバリが出ます。

clip-def-07.jpg



「Alt」を使う場合はまた違っていて、すべての頂点が選択矩形の4つの角にのみに集中しているみたいなので下のような動作が考えられます。

clip-def-08.jpg


矩形選択範囲の角にポリゴン頂点を収束させるためメッシュが荒いと斜めに切り取られる度合いが強くなります。

clip-def-09.jpg



極端な頂点移動を伴うためバリが出まくります。よほど単純な場合以外でバリを回避するのは難しいでしょう。

clip-def-10.jpg



「ClipCircle」や「ClipRect」を使って出来た平面にはポリゴンの頂点が全く含まれない場合もあるのでここに直接スカルプトすることは出来ません。

ダイナメッシュ化するかマルチサブディビジョンレベルがある場合は「Reproject Higher Subdiv」を使うといいでしょう。





「ClipLasso」はクリップ系ブラシをどれか選択したらそのストロークを「Lasso」に変更して使います(「Lasso」ストロークは「Ctrl+Shift」を押しながら選択する)。

clip-def-11.jpg


「ClipLasso」は「ClipCurve」と似たような性質を持っています。

「ClipLasso」はフリーハンドで曲線を描けるので「ClipCurve」を使うより直感的ですが直線やめらかな曲線、きれいなエッジ、直線と曲線を組合わせたような輪郭のものには向かないでしょう。

clip-def-12.jpg



「ClipCurve」はカーブのシャドーによって効果の方向性が決まり、「Alt」で効果の方向が反転します。

clip-def-13.jpg



「ClipLasso」では選択範囲の描画方向で効果の方向性が決まります。

「ClipLasso」で切り取られる方向は描画方向に向かって左側になります。「Alt」で方向が反転します。

clip-def-14.jpg


また「ClipCurve」ブラシと同じように始点と終点を結ぶ直線と直交する方向に頂点が押し付けられます。

この直線の長さが効果範囲の幅になります。

ちょっとゴチャゴチャしてわかりにくいかもですが図説すると下のような感じ。描画方向が上のとは逆になっていることに注意。

clip-def-15.jpg


クリップ系ブラシについてこれだけ知っていればほぼ完璧ではないでしょうか?。

もう一つ書くのを忘れたけどクリップブラシでマスクを使う時はマスクが完璧に機能しないことに気をつけよう。

対処法はここに書いてます。クリップ系ブラシは強力なのでこれを忘れると出来上がったものが傷だらけってことになったりします。

「Lasso」についてはずっと以前にもブログに書いていたのを思い出した。

その時はあまり突っ込んで調べなかったようだ。見つけても忘れて下さいw。





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